NHK杯 男子シングル

NHK杯、まだ男子しか観れてないけど、94年生まれ同学年男子の揃い踏みは胸熱だな…と。全体的にはあまりパッとしない演技も多かったし、ジェイソン・ブラウン選手が不調で悲しかったけど、フリーはラスト3選手がぐっと引き締めてくれた感じ。

 

日野選手、ショートプログラムを終えた後の、安堵したような、この場にいることを噛み締めているような表情がすごく印象的だった。

昔より上手になってるなぁと思ったけど、なんかこう淡々と滑っているように見えてしまうのは本人の性格によるところも大きいと思う。演技後のインタビューとか見ていると、とにかく自己評価の低そうな子だなと。

気持ちはわからなくもないんだけどね。昔は3人で同じようなレベルで争っていたのが、まず羽生選手がぽーんと飛び出て、その後田中選手と日野選手はギリギリまでジュニアに残りやってきたわけだけど、シニアに上がって数年、ここにきて田中選手が国際大会でも良い活躍をするようになり、置いて行かれちゃった感じはするんだろうな…と。でもスケートって、「俺を見よ!」みたいな強い気持ちがあった方がよいからさー。なんかもどかしいです。

 

田中選手は今回は本当によく頑張りました。ショートが終わって3位と、このまま順位を守れれば表彰台っていう状況でフリーを迎えると、いつも通りの演技をすることが難しいんじゃないかと思うけど、ほぼパーフェクトに近い内容のフリーをやってのけたことがすごい。

平昌見えてきてるなぁと。現状、羽生選手と宇野選手は余程のことがない限り代表になるだろうと思っているんだけど、あと一人の枠に田中選手がくるのが現実味帯びてきてるような気がします。

 

羽生選手、さすがでした。ショートは衣装に色が付いてだいぶんよくなったなと。前のはほんといただけなかった…。白いパンツだと足の動きが見えづらいっていうのもあるけど、それ以上に、そもそも男子の上下白はきついわ。羽生選手って私の中では正統派ではなくちょっと突き抜けてる感じなので、ショートのプリンスは結構ハマってると思います。オーサーコーチに変わった後のショートプログラムでは一番好きだなぁ。言い方悪いけどちょっといっちゃってる感じのプログラムは羽生選手に合ってる。

フリーは正直まだピンとこないし、曲が印象に残りづらいので、好きになれるかは今後の試合次第かな。

 

…とここまで書いた後で、大会3日目を現地観戦してきたので、それについてはまた別に書こうと思います。